ロング・エンゲージメント


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「彼に何かあれば、私には分かるはず」

その“直感”だけを信じ、

マチルドは途方もなく遠い、旅に出る───





劇場版予告を観た時は、恋愛色の濃いもっと甘いラブストーリーかと思っていましたが、鑑賞前に他のレヴューサイト様を見て、そうではないと分かり心して観に行きました。

予想以上に壮絶な戦場のシーンから始まりました。

1917年1月6日。第一次大戦下のフランス。
過酷な戦場から逃れるため自らの身体を傷つけた罪で、5人の兵士が軍法会議で死罪を宣告されます。彼らは刑の代わりに武器も持たずにドイツ軍との中間地帯に置き去りにされます。その中に、マチルド(オドレイ・トトゥ)の婚約者マネク(ギャスパー・ウリエル)もいました。

登場人物が多い上、フランス人の名前が覚えにくいので 鑑賞前に公式サイトで予備知識を付けることを勧める方が多かったので必死で覚えましたよ。(笑)
でないとマチルドと一緒に謎解きを楽しめませんからね。

ストーリーは壮絶な戦闘シーンを挟みながら、マチルドとマネクの絆を軸に、一緒に刑を宣告された他の4人の人生も交えながら展開していきます。
“マネクの最期を見届けた人物”を探すため私立探偵を雇い、幼い頃罹った病気の後遺症で不自由になった足を引きずりながら、ただひたすら自分の直感だけを頼りに、果てしない旅へと旅立つマチルダはとても芯の強い女性にみえました。
その反面、列車に乗っている時に「7つ数える間にトンネルに入るか、車掌が来るかすれば、マネクは生きている!」などとつぶやく妄想不思議娘だったりして。

予習していったのに、登場人物の多さにやっぱり目を回しました。
必死についていきましたけど。(笑)

ラストは・・・(気になる人は反転してね)
真実が二転三転し、一度は絶望を味わったマチルダでしたが、記憶を無くしたマネクとやっとの思いで再会します。
感動のあまり目を潤ませ無言で微笑むマチルダに、優しく微笑みながら「歩くとき、痛くない?」と声をかけるマネク。
その言葉は、2人が出会った幼い日に初めてマネクがマチルダにかけた言葉なんです。
ああ、ここからまたふたりの新しい物語が始まるんだなって、恋の始まりを予感させる終わり方が良かったです。


戦争映画であり、ラブストーリーでもあり、ミステリーサスペンスでもあり、いろんな人の人生が描かれていて見ごたえのある映画でした。
戦場以外のシーンは素晴らしい映像美で、さすがフランス映画って感じかな?
脇役で大物ハリウッド女優が出てきたり、郵便屋さんの登場が滑稽だったりちょっとした見所もいっぱいありますよ。
そうそう、この映画R-15指定なんです。
残酷な戦闘シーンと大物ハリウッド女優の濡れ場、どっちを指すのかな?
きっとどっちもね。(^▽^;)
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by webwing | 2005-03-16 23:59 | 2005年劇場版


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